第九の波濤144話

草場道輝先生による漫画「第九の波濤」の144話(新3年制ライフ!!)の見どころです。

 

 

日常授業風景(Aコース)

新3年制になった湊たちは、天測実習をしています。太陽の高度を六分儀高度を用いて、緯度と経度を確定させます。難しいことは端折りました。湊たちも分かってないからいいんです。一人、鷲口は理解しています。元天文部だったので経験があったようです。あっぴは、機械でやればいいので学ぶ必要がないのではないかと疑問に思います。水産海事情報学の目代教授が、何か思うところのある表情を見せます。

 

日常授業風景(Bコース)

生物系のBコースでは、魚を食べた後の骨で、骨格標本を作っていました。手先が不器用だと大変そうな作業です。

 

日常授業風景(Cコース)

食料系のCコースでは、かまぼこ作りに勤しんでいました。熱の加減次第で歯ごたえが変わる、微妙な調整が必要な作業です。

 

日常授業風景(Dコース)

最後に環境系のDコースでは、海のコンディションを計っていました。水質調査のために現地まで足を運ばなければなりません。

 

コース選択理由

湊はあっぴにコース選択理由を聞くと、外国に無料で行けるからという答えが返ってきました。理由をバカバカしいと思った瞬間、自分も女の子を追いかけてきたのを思い出し赤面します。先輩が使っていた古い船ではなく新しくなった船で海外へ行けることになった湊たちは盛り上がります。

 

アナログ作業

湊たちは網あみを行っています。大学に入ってまでアナログ作業をやるとは思わなかったとあっぴは不満を漏らします。湊が網を作り終え、先生に見せると、「よくできている」と評価された後、おもむろに網をハサミで切り裂きました。網の補修だと言われると、網の補修こそ漁師の醍醐味ですと笑顔で答える湊。鋭い眼光で湊を見つめる先生。

 

感想

今回は、海におけるアナログ作業の意味について考えさせる回なのかな。通常は、機械で行うのは間違いないけれど、難破とか不具合が起きた時、頼れるのは自分だけという可能性があるのが、海と宇宙なんだろうな、と想像します。でも、比較的アナログ作業に肯定的な湊にも鋭い眼光を向けている意味は別にあるのかもしれませんね。