葬送のフリーレン16話

原作:山田鐘人先生、作画:アベツカサ先生による漫画「葬送のフリーレン」の16話の見どころです。

 

 

元勇者パーティの一員なんだぞ

襲ってきた魔族をあっさり返り討ちにしたフリーレン。この襲撃を報告して、残りの魔族も始末すれば恩赦が貰えると目論む。牢を出ると、衛兵が魔族に殺されていた。始末した魔族は、消滅して死体も残っていない。これでは、フリーレンが衛兵を殺したように見える。フリーレンは黙って脱獄することにした。

 

弟子目線の魔族評価

フェルンとシュタルクは、食事をとりながら、飯が美味いことに気付く。飯が美味い街は、平和で良い街というのが師匠アイゼンの教えである。先を急ぐフェルンは、フリーレンを釈放して貰うために、グラナト伯爵に直訴することを提案する。シュタルクは、その提案に同意する。魔族リュグナーは、あれだけ囲まれていてもフリーレンしか見てなかったことに気付いたのである。自分たちをいつでも殺せるだけの実力があるのだと想像し、手が震え飲み物を零す。まるでお漏らししたようになってしまった。早く拭いてとハンカチを渡すフェルン。股間を拭いたハンカチは返さなくて良いと言うフェルン。腰が抜けて動けないシュタルク。緊張感があるのかないのか分からない弟子たちである。 

油断して死んだ?

ドラートの魔力が探知できなくなったリュグナーは、ドラートが死んだと判断した。油断しすぎという女魔族に対して、リュグナーは、「自分たちが油断程度で死ぬと思うか」と尋ねる。

 

はじめから魔族を疑っていた

フリーレンの強さは伯爵も理解していた。衛兵にあっさり捕らわれたフリーレンは、衛兵殺しの罪の重さを知っている。その彼女が衛兵を殺すわけがない。そう考えた伯爵は、リュグナーを疑い、取り囲む。全部台無し、とリュグナーは伯爵以外を瞬殺する。伯爵には、防護結界の解除を手伝ってもらうため、命は助けた。

 

逃亡中のフリーレン

伯爵邸に向かうフェルンとシュタルクは、逃亡中のフリーレンに出会う。「魔族を野放しにして、街を見捨てるのですか?」というフェルンに、「?フェルンたちが倒せばいいじゃん」と軽く言い放つ。「そんな、簡単に行かない。自分たちでは敵わない」と言うフェルンとシュタルクに対して、「相手が強かったら戦わないの?」と言う。「待ってくれ、戦うから手伝ってくれ」と土下座して頼むシュタルクに、往生際が悪いと首根っこを引っ張り、引きずっていくフェルン。弟子二人の様子を、ニヤリとしながら、その場を後にするフリーレン。フリーレンは、さらに強大な力を持つ七崩賢断頭台のアウラが近くにいることに気付いていたのだ。「私だって強い相手と戦うのは嫌だ、嫌なことは早めに終わらせないとね」と、一人戦場に向かう。

感想

状況は、結構シリアスなんですけど、フリーレンが衛兵に捕まっているときの格好とか顔が、もうギャグです。何か笑えてくるのがすごいシュールな絵ですね。 フェルンとシュタルクのキャラも立ってきて掛け合いが面白いです。フリーレンがアレ過ぎてフェルンが大人にならなきゃいけないのは分かるけど、どっかでストレス爆発しそうです。フリーレンって前衛が必要という話だった気がしますが、一人でも相当強いみたいですね。