第九の波濤143話
草場道輝先生による漫画「第九の波濤」の143話の見どころです。
真砂の想い
潜木と喧嘩別れをした後も、真砂は、いつか潜木とコンビを組みたいと思っていた。だが、それはもう叶わない。現在コンビを組んでいる田中先輩にも失礼なことをしてしまった真砂は、未だ過去に囚われていた。
八つ当たり
湊の背中に潜木を重ねた真砂は、「なぜ潜木は、オレじゃなくお前のそばにいるんだ。」と胸ぐらを掴む。「オレにも潜木に会わせてくれ」と絞り出すように訴える真砂。湊は真砂を掴んで、ともに海にダイブした。「大丈夫、会おうと思えばいつでも会えるんだ。あいつは海なんだから。」と湊は言う。真砂は過去に折り合いをつけた。あと、酒を飲んで海に飛び込んだ湊と真砂はめっちゃ怒られた。
未来へ
過去に折り合いを付けた真砂は、田中先輩に詫び、再びコンビを組んで貰うように頼む。大学3年の夏が始まる。
感想
海で死んだ潜木のエピソードで、酒飲んで海にダイブする湊は、さすがにどうかと思いましたが、思いっきり怒られてくれたので、留飲は下がりました。何だかんだで人に恵まれていた湊と、一人で思い悩んだ真砂の対比、どちらにも強い影響を残した潜木、それぞれの成長を描いた良いお話です。当初に比べれば、湊がすごい大人になりましたね。