新九郎、奔る32話

ゆうきまさみ先生による漫画「新九郎、奔る」の32話の見どころです。

 

 

射かけられる新九郎

那須が砦を築いていると聞いて、確認に来た新九郎は、つるから矢を射られる。つるは、「この先にあるのは、砦ではなく狩り小屋だ。」と説明する。新九郎は、「ここは、東荏原法泉寺の領土だから撤去しろ。」と反論する。新九郎が西と組んで攻めてきたのではないと理解したつるは、矢を射かけたことを謝罪し、一両日中に小屋撤去の件を返答すると答えた。

  

後詰の用意

無策と思いきや、新九郎は手勢を後ろに用意していた。もし、那須が退かずに戦いになったなら、手勢で包囲する算段だった。その後、法泉寺に禁制を出し、新九郎の保護下にあることを宣言する。

 

西荏原伊勢九郎盛頼

那須と揉めたくはないが、面子のために引くわけにはいかない盛頼は、機嫌が悪い。新九郎が「砦の撤去を行えそうだ」と言うと、「味方になるのか。」と喜ぶ。新九郎は、「諍いの種をひとつ減らしただけだ。」と訂正するも、「それでもいい、よくやった褒めてやる。」と上から目線だ。既に東荏原の領主新九郎に敬意を払えと、諌められると、「あー、悪かった悪かった。」と素直(?)に従う。

 

西荏原と那須の仲裁

当事者同士で解決できないのならば、誰かに仲裁してもらうしかない。伊勢家の新九郎では、那須が納得しない。誰に仲裁を頼むか思案する。

 

狩り小屋の撤去

東荏原と事を構えたくない那須は、狩り小屋の撤去を了承した。検分に行く新九郎。堀切の埋め立てをするという作業員の話を聞いた新九郎。嫌味たっぷりに、「砦ではないと申しましたよね」と言う。つるは、慌てて取り繕う。粉塵で汚れた新九郎は、水場へ行く。河川の境界で揉めそうだと、奥に進んでいくと、水浴びしていたつるを見てしまう。

感想

さて、新九郎(北条早雲)の前提知識なく読んでいるのですが、もしかしてつるが新九郎の嫁になったりするのでしょうか。この時代、女性の貞操観念がどうなのか知らないので、次回どういう反応するのか楽しみです。つるの性格的に、「ガハハハ」と笑ってそうですけれど。